9月末までハードロックダウンが延長となりました。
8月23日から始まりましたが、10日間の延長、そして9月15日から再度2週間延長となりました。
これだけのロックダウンをしても、ホーチミンではコロナの感染拡大がとまらず1日10,000人以上の感染者がでています。
北部のハノイはだいぶ抑えられており、ロックダウンが緩和となっていますが、ホーチミンは感染が収まっていません。
ベトナム政府としては、とにかくワクチン接種を進めていき、感染を抑えていくようですが、このロックダウンで正直ベトナム経済はボロボロです。経済でいうと15年前にもどるのではないかとも言われています。
また最近では、外国人の方が路上に立ち、“お金に困っています“と窮地を発信していたり、私が住むアパートにも英語教師の外国人も住んでいて、その人は5月の始めから仕事がないということで、かなり切羽詰まった状況でした。
ベトナム人だけでなく、外国人も収入が減少もしくはなくなってしまいっている方が多く、失業者も増え消費にも影響がでますし、また治安悪化への不安もあります。
南部ホーチミン市を皮切りに7月9日以降、南部19省市に広がったロックダウンの影響で、19省市では全体の20%近くの企業が操業を一時停止して、33.4%(約300万人)の労働者がレイオフ(一時解雇)などで一時的に失業状態にある。(ベトナム・ニュース(VNS)電子版より)
ベトナムでの私が働いている産業はライフラインに関わる仕事ですので、多少は営業できていますが、それでもコロナ前と比べて(4月や5月と比べ)、マイナス40%売り上げダウンです。
ベトナム国内の工業団地では、従業員の「労・食・住」を職場に集約させる「工場隔離」規制が導入となり、厳しい感染防止策への準拠やコスト増に耐えられず一時的な操業停止に踏み切る工場も増えています。
失業の実体は明確ではないが、7月の都市部の失業率は4%を上回る水準だと言われており、ハードロックダウンが始まった8月23日以降の失業者の水準ははるか高くなると思われます。
また新型コロナでの影響で、職を失った労働者が生活費がかさむ都市部から、実家へ帰郷を選択する人います。
そのため、ロックダウンが解除となって工場が操業が開始となっても、ワーカーさんが集まらずすぐには生産などが稼働できないのではないかと思います。
どちらにせよ9月末にロックダウンが解除したとしても、少しづつの緩和となりすべての企業が一斉に営業開始となることはなく、年内は行動規制があるままでいく可能性が高いですね。