私は、2009年にベトナムへ初めて仕事で来て、それから2017年まで仕事でベトナムホーチミンに滞在をしてました。
2017年より日本の仕事が多くなり、日本とベトナムを1ヶ月ずつ行ったりきたりの生活をしていました。(コロナの影響で2020年の4月からはいけなくなってしまいましたが、2021年4月に仕事でベトナムへ戻ってきました)
私はホーチミンで、2012年よりベトナム企業で働いています。日本人は私一人で、入社当初はスタッフ数は30人くらいでしたが、今は250人ほどになっていて、私以外はすべてベトナム人で、社内用語はベトナム語と英語です。
私はベトナムに合計10年ほどいるのにもかかわらず、ベトナム語はそこまでうまくないですが、ベトナム語はほとんど社内では使わなく、英語での仕事となります。
私がどうやってこの会社で働くことになったかといいますと、ベトナム現地で転職活動し、リクルートエージェントのような会社を通して会社を紹介してもらい、現地で面接をして、今の会社へ仕事が決まりました。
そこで、ベトナムで働きたいという方には、大きく2つの選択があるかと思います。
駐在員になりベトナムに赴任をする
ベトナムに来て現地採用としての仕事を探す
駐在員としてベトナムで仕事をするには、会社でひたすら駐在チャンスを待つしかないですが、ベトナムで仕事をしたいのであれば、ベトナムに来て現地採用の仕事を探すのが一番手っ取り早いかもしれません。
色々な転職エージェント会社がベトナムにありますので、そちらを利用して、日本にいながらベトナムの日系企業やベトナム企業とオンラインで面接することも可能で、仕事が決まったらベトナムに来るのもOkです。(現在はコロナで訪越は難しいですが、、)
現地採用としての給与ですが、日系企業で働く場合は、おおよそ1500ドルから2000ドルくらいになると思います。
それにボーナスが1ヶ月、海外保険、家賃補助(これはいい条件です)がついてくるのが一般的です。
もちろんポジションなどにもより給与が変わりますが、工場勤務や営業などを上記の給与に落ち着くのではないでしょうか。
日本語教師としての仕事もありますが、給与は比較的低いです。私の友人のケースですが、800ドルから1000ドル程度とのことでした。
英語教師(ネイティブ)は給与は高く、1ヶ月3000ドルから4000ドルの場合もあります。
ベトナムで就職するにしても日系企業や外資企業、そしてベトナム企業とありますが、ベトナム企業で働くというと、よく言われるのが、悪いうわさ、、例えば
ベトナムのローカル企業の待遇が悪くい
給料の支払いがされない
使われるだけ使われて解雇されたなど聞いたりする
ただ、私が働いている会社は非常に働きやすいです。その理由の1つが、私が働いている会社の社長や上の人間がもともと日本との取引がある会社にいたために、日本人に対しての理解があることが大きいかと思います。
勤務時間は8時から17時30分、月曜から土曜日(午前中まで)になり、残業代はありませんが、定時に帰っても問題はありません。
むしろローカルのスタッフは定時きっかりに帰ります。別に上司が働いているから、気にして働いている振りをして帰る時間を遅くしたりする必要はありません。
私の入社当初の給与は、月1200ドルと(研修中2ヶ月は月1000ドルくらい??うる覚えですみません)でした。
ただし、私の会社の場合は、1年の昇給の回数と割合が大きかったですので、日系企業のように、1年に1回だけの昇給で(おそらく昇給の%も決まっている?)終わるのではなく、結果に応じてきちんと報いてくれます。
通勤は、基本的にバイク通勤です。朝からお客さんと打ち合わせがある場合は、車で迎えにきてもらい、そのまま客先にいきます。
朝のラッシュはバイクで混雑して大変な時もありますが、風をあびながらバイク通勤は最高ですよ!
私が働いている会社の雰囲気は、日本企業よりはゆるい感じはします。どうゆるいかというとベトナム人スタッフは、FACEBOOKみたり、YOUTUBEみたり、定時から仕事するのではなく、徐々にスイッチを切り替えて行く感じがあります。(うちの会社だけかもしれませんが、、)
いい意味でいえば、仕事をしているふりはあまりしないかな、、、と。
全体ミーティングや営業ミーティングなどや、やるべき仕事はきちんと締めてますので、切り替えはいいなとは思っています。
こういった部分は実は私に合っていて、切り替えて仕事をして、ゆるいところはゆるいので、リラックスして仕事をさせてもらっています。
給与以外の待遇や社内の雰囲気や文化は、やはり社長を含めたマネージメントによると思います。
社長やマネージメント層が外資企業や日系企業で働いていた経験などがあると、日本人スタッフへの対応はうまいかもしれせん。
私が一番ストレスを感じる瞬間は、私が理解できないベトナム語での会議に参加しなければならないことです。2-3時間もずっとその場にいなければならないことも多く、かなり苦痛です。
また、よく言われる報告、連絡、相談の問題。日本のように頼んだことが、報告されるわけでなく、待てど待てど連絡がこず、聞きにいくと、聞きにこないので、報告しませんでしたと、、、こういったことはベトナムではよくあります。
このあたりも、いー、となるとよくないので、ここはベトナムなんだと思い、自分から率先して聞きにいったりするようにしています。
他にも、仕事している中で問題点やストレスに感じることもありますが、それはベトナム企業に限ったことではないので、総合的には、非常に仕事がしやすいです。
ベトナムにある日系の企業は、ベトナムであっても、日本で働いているみたいな感じで少し窮屈に感じるかもしれません。また日系企業に現地採用で働くとよそもの扱いで見られることがありますので、会社にもよりますが、居心地がいいものではないかもしれなせいです。
私はベトナムで転職する際は、あえて日系企業は外して転職活動をしていました。
ベトナム企業で働いていみたいと思われているのであれば、ベトナム語ができればベストかもしれませんが、日常会話の英語ができれば十分だと思います。お互いネイティブではありませんので、コミニケーションが取れればあとは仕事で結果を出せばOKです。
面接の際に、マネージメントや社長にいままで日本人や外国人を雇用したことがあるか、など聞いてみるのもいいですね。
ベトナムで現地採用で働きたいと思われている方は、せっかくベトナムにいるのであれば、日系企業ではなく、ベトナム企業で働くのもいいのではないでしょうか!是非トライしてみてください!